薄毛の原因
薄毛の原因はストレス、生活習慣の乱れ、遺伝、たばこなどがよく挙げられます。しかし、これらの中で「自分の薄毛の原因はこれだ!」と一つに限定することは出来ません。薄毛はこれらの原因が複数重なって進行します。そのため、一つの原因にピンポイントで対処するのではなく、総合的な対処をする必要があります。
血行不良
それではなぜ、これらの原因で薄毛は進行するのでしょうか。その理由の一つとして「血行不良」があります。頭部というのはそもそも心臓より高い位置にあるので血行があまり良くありません。そのため、頭は少しの血行不良でも影響されやすい部位だと言えます。最初に挙げた薄毛の理由の中でもストレス、生活習慣の乱れ(栄養不足、睡眠不足、運動不足など)、たばこが血行不良の原因になります。
頭皮の皮脂
血行不良以外の理由として頭皮の皮脂が挙げられます。皮脂が過剰に分泌されると頭皮環境を悪化させ、髪に十分な栄養がいかなくなる可能性があります。乱れた食生活、特に脂っぽい食事は過剰な皮脂分泌の原因になるので注意が必要です。特に頭部は身体の中で最も皮脂腺が多く、その影響を強く受けます。また、男性は女性の2~3倍皮脂が多いと言われているので特に意識した方が良いでしょう。
遺伝
もう一つ遺伝という原因があります。「親が薄毛だから自分も薄毛になる」という話を聞いたこともあると思います。しかし、これは半分間違えで半分正解になります。薄毛の一つであるAGAは5αリダクターゼの活性化によって起こると言われています。この5αリダクターゼが活性化しやすいかというのは遺伝の影響を受けます。そのため遺伝によって薄毛になりやすい体質であると言うことができます。つまり「遺伝で薄毛になりやすい」ということはあっても「遺伝で薄毛になる」というように遺伝が原因であることはありません。必ず他に原因があるはずです。