育毛剤の有効成分

育毛剤の成分はアプローチの仕方で「発毛促進」「抜け毛防止」「頭皮環境改善」３種類に分けることができます。これらに分類される成分は育毛剤によっては100種類以上配合しているものもあります。しかし、「その成分は本当に効くの？」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。そのような方は育毛剤に含まれている「有効成分」に着目してみてください。有効成分とは厚生労働省がその効果と安全性を認めた成分で、有効成分を配合した商品は医薬部外品と表記することができ、化粧品以上の効果が期待できるという証明になります。多くの育毛剤はこの有効成分が2～5種類配合されているので注目してみてください。ここで育毛剤によく使われる有効成分の一部を紹介します。

センブリエキス

センブリというリンドウ科の植物から抽出したエキスで、昔から漢方などに使われていました。血行促進効果が期待できるので多くの育毛剤に配合されています。

グリチルリチル酸ジカリウム

多年生植物「甘草」の主要成分で、肌への刺激が少なく、頭皮の炎症を防ぐ効果を期待できます。シャンプーなどにも含まれている成分です。

オタネニンジンエキス

名前の通りオタネニンジンから抽出されたエキスで、代謝促進、血行促進効果があり、肌の免疫力を高める効果が期待できます。老化にも対応できると言われています。

塩酸ジフェンヒドラミン

アレルギー症状を抑えるとして薬にも使われています。育毛剤では頭皮の痒みや炎症を抑える効果が期待できます。

酢酸DL-α-トコフェロール

ビタミンE誘導体の一種で、ビタミンEの働きを促すことで頭皮の血行を良くします。育毛剤の他にもハンドクリーム、薬用化粧品、口紅、デオドラントなどにも使われています。